新宿は豪雨|乳がんのリアルタイム記録

38歳•独身•ひとり暮らし、非浸潤性乳管がん。乳がん初心者の右往左往の記録。

親へ知らせる

2021/9/17(金)


親に知らせるべく、午前中にふらっと家族LINEでグループ通話開始。
日頃から頻繁にみんなでTV電話しているので、わたしがTV電話すること自体は違和感はないはず。

幸い父も母も家にいて、TVを見ているところだというので、
「真面目な話があるのでTV消して」と前置きしてから話す。
事情を知っている姉も参加。

・まだ確定ではないがほぼ確定であること
・ステージは低いであろうこと
・命に関わる段階ではないこと
がん保険に入っているので金銭的にはそんなに困らないだろうこと
・結果が出るまで2週間以上待つしかないこと
などを知らせる。
もちろん驚いてはいたが、落ち着いて受け容れてくれた。
ていうか受け容れるしかないんだけど。
むしろ父は「早く見つかってよかった」と言った。
まったくその通りだと思う。
昨日MRIの結果を聞いたことで、「やばいかどうかすら分からない」状態ではなかったので、自分でも落ち着いて「大丈夫だよ」と言えたのも良かったと思う。

そんなわけで、思ったよりあっさり親への告知終了。
とはいえまだ確定ではないので、結果を待つしかない。
改めて、親戚に経験者はいないか聞いたが、やはりいないと言う。
うーん、ちょっと親戚にいないと思って油断していたかも。
親戚に経験者が全くいなくてもなる時はなるんだなぁ。
逆に言うと、わたしがなったとすると家族や親戚たちのリスクが少し上がったということなんだろうか?

後になって、母からLINE。
「たぶん大丈夫だよ、精密検査になったけど結局なんともなかった知り合いがいたよ。きっと今回もなんともないよ!」
もちろん親だし、急に言われてびっくりしただろうし、確定診断がまだ出ていない段階ではなんともないのを期待するのが当たり前だし、心配させないために言ってくれたのはよく分かる。
最初の精密検査前に言われていれば「なんともないといいな!ありがとう!」などと素直に返したかもしれない。
あるいは同じことを友人から今言われていればそう返しただろう。
でも健康診断から1週間の間にいろいろ自分なりに葛藤して受け容れるしかないことを受け容れつつあったわたしは、素人のなんの根拠もない「なんともないよ」より、もうそうだった時に、この先をどうするかを一緒に考えてほしいなと思った。
だから、親だからこそ「あんまり根拠なく大丈夫だとか言わない方がいいよ」と一応言っておいた。
母からは「そうかぁ」と返ってきた。
わたし自身がん(かもしれない)なんて初めてだし、家族も同様に家族ががん(かもしれない)になるのは初めてなのだ。
素直に言うべきところは伝えて、上手くコミュニケーションをとっていきたい。