新宿は豪雨|乳がんのリアルタイム記録

38歳•独身•ひとり暮らし、非浸潤性乳管がん。乳がん初心者の右往左往の記録。

入院3日目

2021/12/8(水)
 
▼1日のざっくり記録
0615 看護師来る
0715 主治医A来る
0800 朝ごはん
0830 看護師来る、カロナール1錠
0915 受持医C来る、バンド外れる、明日退院
0945 担当医B来る
0950 麻酔科医来る
1035 看護師来る
1145 掃除来る
1200 昼ごはん、カロナール1錠
1320 看護師来る 退院説明
1405 タオル交換
1530 友人来る、オルガンアワー
1630 看護師来る
1800 晩ごはん
2030 看護師来る
 
今日も朝ごはんまで寝てるつもりだったが、
朝早くから看護師やら先生に起こされる。
朝7時すぎに現れた主治医Aは、部屋の電気がついていないせいか、戸口で顔をチラッと見せ、「○○さーん、明日退院で大丈夫ね〜?」と言いながら去って行った。
傷口の確認しなくてもいいの?と思ったが、傷口は看護師さんや他の先生が確認しているし、
主治医が見る必要もないくらい大丈夫なんだろうと思ってむしろ安心した。
 
8時半にやって来た看護師により、手首のミニ点滴みたいなのも取れて、完全に腕が楽に。
 
9時すぎに受持医の先生Cが来て、傷口を確認後、明日退院が確定。
ガーゼも、胸をきつく締めていたバンドも外された。
手術着も着替えていいということで、普通のパジャマに着替えた。
用意していた前開きのブラジャーを初めてつける(グンゼのメディキュア)。
でもやはり歩いたりして動くと少し痛いので、
ブラジャーの上からバンドを巻いて固定。
 
しばらくして担当医の先生Bもやってきて、
手慣れた様子でパジャマもバンドも前開きのブラも開いて傷口確認。
「まだ怖くて傷口見れてないんです」と言うと、
「わたしたちは綺麗にできたと思っています。あとはご本人がどう思うか」とのこと。
先生が綺麗にできたと言うなら安心である。
でもやっぱりまだ怖くて見れない。
「縫ってるんですよね?」
「縫ってます」
「抜糸はありますか?」
「特殊な糸なので抜糸はありません」
「溶ける糸みたいな?」
「そうです」
ほほー。
「胸よりも脇が痛いんですが」と言うと、
「切除した部分を埋めるのに周りの方から持ってきているから、そのせいかも」と。
そしてなんともう普通に全身シャワー浴びていいらしい。
シャワーOKなのは下半身だけかと思っていた。
傷口のテープは防水だから大丈夫らしい。
 
先生が去ってから、なんとなく手術した胸の下部を触ってみる。
切ったのは胸の上部なので、上は怖くて見れないし触れないけど、下部なら。
普通に、胸がある。
切除部分が大きいので、大幅な変形を覚悟していたが、
なんとなく触った感覚では、普通に、胸がある。
すごい。
 
午後になり、看護師による退院説明。
病理検査の結果を聞く次回来院日は12/29となった。
ドキドキしながら年をまたぐのは嫌だなと思っていたので、ギリ年内で良かった。
結果が良好であることを願う。
 
15時すぎ、友だちがお見舞いに来てくれた。
入院前まで、入院日・手術日・退院日以外は面会禁止と言われていたけど、コロナが下火になったので今月から緩和されたのだった。
ちょうど月1回の患者向けオルガンアワーだったので、友人と院内チャペルまで聞きに行く。
パジャマOKだったけど、なんだか院内を動き回るのにパジャマなのも気が引けて、普通のワンピースに着替え。
何気なく着替えながら、「前開きじゃなくてもいけるな」と気づいた。
多少痛みはあるが、普通に腕を上げることができている。
お見舞い代わりに院内スタバでコーヒーをおごってもらい、
ついでに院内コンビニでお茶などの飲み物を買い込み、
個室に戻ってから30分くらいまったりお話。
元気そうで安心したとのこと。
 
夕方に傷口確認に来た看護師さんにも
「まだ傷口見れてないんですけど、エグくないですか」と聞いてみる。
「大丈夫だとは思いますが、退院までには一度見た方がいいかもしれないですね」と言われる。
明日までには頑張って見てみるか?と思うがまだ見れない。
 
今日の夜も、好きなバンドのメンバーによるインスタトークライブがあったので見る。
入院中の暇つぶし用に、ナンクロの本とか、図書館で借りた小説とか、ニンテンドーDSとか持って来ていたけど、
体を起こすのが面倒なこともあり、
結局横になったままだらだらスマホでネットサーフィンしたり、無料の電子コミックを見ているだけで大半の時間が過ぎて行った。
 
夜になっておそるおそる個室内にあるシャワーを浴びる。
傷口は怖いので見ないようにしつつ。
と、胸よりも脇に激痛が走った。
内部というより、切り傷的な痛さ。
なぜ胸でなく脇が!? って怖くなってシャワー中断、すぐ引き揚げ。
(後で冷静になって考えたらセンチネルの傷が痛かったんだと思われる)
結局お風呂のシャワーは怖くてシャンプーできなかったので、
パジャマを着てから洗面台でシャンプーした。
シャンプーしながらも「やっぱり普通に左腕上がるな」と思った。
 
この病室にいられるのもあと半日くらい。
今日もたっぷり保湿して寝た。